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中国語の翻訳会社に関するお役立ちコラム

中国語の翻訳会社で中途採用されるために必要なスキルをみにつけよう

今は別の仕事をしていたとしても、近い将来、中国語の翻訳者として翻訳会社で働く為に必要なスキルを身につけるために、今、しなければならないこと、するべきことは何でしょうか。言語能力はもちろんのこと、それ以外にも身に着けておくべきスキルがあります。そして、それらのスキルは、どのようにすれば身につけられるのでしょうか。中国語の翻訳会社に中途採用されるために今、何をしなければならないのかを検証します。

翻訳者に必要なスキル

翻訳者は、原文を理解し、それを翻訳して文章を書かなければなりません。言語能力のほかに、必要なスキルがいくつかあります。どのようなスキルが必要かというと、先ずは、読解力が必要になります。読解力というのはどのようなことなのでしょうか。

仮に中国語が読めたとしても、単語を羅列しただけでは文章になりません。また翻訳する文は一文だけではありませんので、長文を正確に理解する必要があります。原文に誤字や脱字がある場合、一つの単語でも複数の意味を持つ場合などでも、前後の文脈から推理し、正しく訳すことができる能力が必要となります。

韓国語の文法は、日本語と似ていると言われますが、中国語の文法は、英語と似ていると言われます。原文では主語があっても、訳すときに主語だらけで読みにくい文章になってしまうような場合は、省略されることがあります。しかし省略しすぎては、誰が何をしたのか分からなくなります。スキルを身につけることで、程よい翻訳が出来るようになります。

また、文章を書く能力も必要です。これはどのようなことかというと、こんな逸話があります。かの有名な作家が、英語の文でアイラブユーを訳す時に、当時の日本人は愛しているとストレートに言うような人はほとんどいませんでした。そこで彼は、「これは月が綺麗ですねと訳すんだ」と言ったといいます。文章を書く能力とは、このような能力のことです。

文章にカギ括弧がついていて、会話になっているのだとしたら尚更です。ぎこちない訳文の文章を読むことほど読者にとって残念なことはありませんし、原作のよさが損なわれてしまいます。

また、時代物であればその時代背景を研究し知る必要があります。文章が専門的なものであれば、専門的な知識が必要です。時代背景も専門的な知識も辞書や文献、インターネットで調べれば分かります。時には、分かりにくいものに対して補足説明が必要なときもあります。その時に、理解していなければ補足の使用がありません。

手間を惜しまずに今ある知識を増やそうと努力すれば、翻訳会社に中途採用される日が近づきます。

会社に必要な中途採用者はここのスキルが違う

翻訳会社で求められる人材とは、どのようなスキルを身につけている人なのでしょうか。翻訳会社に所属すると、コンスタントに翻訳の仕事がありますし、それだけで生活が出来るくらいの収入もあります。その代わり、登録ではなく所属ということになると、より高いスキルを求められます。

高い言語能力はいわずもがなですが、そこにプラスアルファ環境や時代背景、文化的要素などを理解した上で翻訳するというスキルが必要になります。ただ訳すだけだと読者にとって、想像できない部分が出てきます。そこを補えるだけのスキルがあれば、読者も原作の意図する内容を正確に読み取ることが出来ます。ただし、そこに自分の私見を挟んではいけません。これはよほど訓練をしなければ身につかないスキルなのです。

また、納品までのやり取りをスムーズにする為には、翻訳にミスがあってはいけません。翻訳会社に提出する段階で、ミスのないように確認、推敲を行う必要があります。

また読者を意識するのはもちろんですが、クライアントの意向にも沿った翻訳であることも必要なスキルです。クライアントの意向は、想像だけではなんともなりませんので、事前に綿密なコミュニケーションをとる必要があります。そこでは具体的な言葉として指示が出されないこともあるかもしれません。しかし、その意向を言葉の端々から汲み取ることが一番重要なスキルです。

ある翻訳会社では、必要なスキルを身につけた人を中途採用するために、合格率5パーセントといわれる難関のトライアルを課しています。まずはこのトライアルを突破しなければ翻訳者として登録することすら出来ません。無事に登録されても、仕事内容に対する評価のランク付けをし、採用するに見合ったスキルがある人でなければ採用されないシステムを導入しています。

翻訳会社で中途でも採用されやすい人とは?

中国語の翻訳会社において、中途採用されやすい人に必要なスキルはどのようなスキルなのでしょうか。

文章を翻訳するのならば、翻訳会社もたくさんあり、翻訳家も多く登録しています。ここで競うにはより高度なスキルを求められます。しかし専門色が濃い翻訳会社だとしたらどうでしょうか。

専門分野の翻訳は難しく専門用語を理解するのが大変です。しかし、自分が経験している分野の仕事に関する専門職であれば、専門的な用語に関しても、一から勉強するよりも理解しています。その分有利です。

製造業についていた人であれば、少なくとも自国の言葉で表すその専門用語の意味は理解しています。それをいかせる翻訳会社に応募すれば、今までまったくその分野に携わっていない人に比べて、採用される確立は高くなります。もちろん、言語能力が高いということは必須条件ですが。

また一つのジャンルに特化した人も採用されやすいです。例えば、映像を翻訳する仕事があるのですが、映画やドキュメンタリーを翻訳する際、字幕として表現するのか、吹き替えとしてセリフにするのかによってニュアンスが異なります。吹き替えにするには、より会話らしく翻訳しなければなりませんし、字幕は短い時間しか映し出されないので、原作のニュアンスをいかにぱっと見ただけで理解させられる翻訳にするかにかかってきます。普段から映画が好きでよく見るという人ならば、向いています。

このジャンルに特化していれば、翻訳会社に採用される確立は上がります。すべてオールマイティーに平均的にこなすよりも、一つだけにしぼり、そのジャンルならばトップクラス間違いないというくらい高レベルであれば重宝されます。

広く様々なジャンルを翻訳したいという人もいれば、一つのジャンルで活躍したいという人もいます。向き不向きがあるので一概にはいえませんが、翻訳会社で働きたいと考えるのならば、選択肢の一つとして頭に入れておくのも悪くはないでしょう。

まとめ

中国語の翻訳会社で中途採用されるためには、高レベルの言語能力のほかに必要なスキルがあります。文章を理解し、正しく組み立てる能力も必要です。また探究心もおろそかにしてはいけません。その文章にどれだけ責任が持てるかが重要になってきます。

また、さまざまなジャンルにチャレンジすることも大切ですが、翻訳会社で働くためには、自分の得意ジャンルやこれまで培ってきた経験をいかした翻訳家を目指した方が近道だといえるでしょう。