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中国語の翻訳会社に関するお役立ちコラム

フリーランスで契約書の中国語翻訳の仕事!翻訳会社と契約するまで

翻訳家の仕事は会社勤めの方もいますが、多くはフリーランスで仕事をしています。年齢関係なく、長くできる仕事で、学歴がなくてもできる仕事です。副業でしている人もいるぐらい、仕事の時間が選べるのも魅力です。

そんな翻訳家になるためにはどうしたらいいのでしょうか。今回は中国語の翻訳家で、契約書の分野で活躍する場合をご紹介します。

翻訳者の働き方

翻訳家の仕事は日本語を外国語に、外国語を日本語に翻訳する仕事です。書かれている内容がわかる程度の翻訳でいいこともありますが、契約書など「訳すればいい」だけでは不十分な分野の翻訳も多いです。

専門性が高い分野ほど、翻訳家として仕事をするのであれば中国語の知識だけでは足りなくなってきます。翻訳家として仕事をするのに必要なものはまずは日本語の知識です。「日本人だから日本語はもちろん知っている!」という人もいるかもしれません。辞書を使えば意味が分からない中国語も日本語でどういう意味か知ることはできます。しかし、やみくもに日本語にしていっても意味が通る、作者が伝えたい意図が伝わる日本語訳になるとは限りません。それは日本語から中国語に訳する時も同じで、中国語にしても日本語原文の意図が伝わるようにしなくてはいけません。契約書分野の翻訳であれば、ビジネスに使える中国語の知識、言い回しを知っておかないといけません。

論理的思考も翻訳では必要です。中国と日本では文化的背景が異なります。中国の文化背景を理解し、その上で日本語に翻訳し、日本人が理解しやすい訳にしなくてはいけません。

このように、語学力以外にも知識が必要とされる翻訳家ですが、フリーランスの場合、多くの翻訳家はいくつかの翻訳会社と契約し、定期的に仕事をもらう仕組みで仕事をしています。実績を積んだ翻訳家であれば、クライアントから直接依頼も受けることもありますが、これから翻訳家を目指すのであれば、翻訳会社のトライアルに応募し、登録翻訳家になることをまずは目指しましょう。

登録翻訳家になり、仕事がもらえるようになれば、納期に気をつけながら、スケジュールは自己管理で仕事ができます。

翻訳会社に応募前にすべきこと

翻訳会社の求人はホームページなどで見ることが可能です。応募の際に経歴等の書類の提出を求められることが多く、この時点から選考は始まっています。応募の際のメールのやり取りから「この応募者に将来仕事を任せても大丈夫か」ということを判断されているので、メールは最初から最後までしっかりと確認し、必要事項の返信を行う事に注意してください。これによって、翻訳の仕事で重要な正確性と信頼感の獲得に繋がります。このように応募の前に知っておきたいことをまとめました。

正確性というと、課題の翻訳がきちんとできているかという事以外にも、予め指定した指示に従っているかどうかも含まれています。いくら翻訳能力が高かったとしても、書式やメールへの添付の仕方など、指定した指示に従っていないと不合格になります。それは、実際に仕事を任した時にクライアントの指示に従っていないことでクライアントからの信頼を失う恐れがあるからです。どのような指示があるかと言うと、メールに添付するファイルをそのままではなく、圧縮してから添付するように言われたり、エクセルやワードで作成する際の書式を指定されたりと、クライアントにより様々です。試験応募の際にも、そういった指示を見落とさないよう注意できるかという点が見られます。

信頼感を獲得するのに必要なのが、メールでのやり取りをまめに行う事です。翻訳会社は登録翻訳者との連絡を取りやすい状態にしたいものです。例えば、仕事の依頼メールをして返事がないと、メールの確認有無が分かりませんし、引き受けてもらえるのかもわかりません。もしも、3日も経過してから「引き受けできません」と連絡がきたら、クライアントの希望する納期に間に合わせられないリスクもでてきます。なので、応募の際のやり取りでは、できる限りすぐに返信するもしくは、いつ頃返信可能かを連絡するようにしましょう。

応募の前にはこれらのことを忘れないように注意してください。

翻訳会社に応募後

応募後のスケジュールですが、書類審査も存在します。書類審査では翻訳の経験があるかなどを見られますが、この段階で落選する人も少なくありません。翻訳会社が求める内容のものを提出する必要があるので、丁寧に作成する必要があります。

書類審査を通れば、次に待っているのはトライアルです。トライアルは一般的な試験のように、翻訳会社に直接訪問して受けるのではなく、メールに課題が添付されて送られてきます。提出期限は会社によって変わりますが、1~2週間で提出を求めることが多いようです。課題は一般的な内容の翻訳と専門分野の翻訳の両方が含まれていて、分量はそれほど多くはないので、慣れている人でしたらそれほど時間がかからずできる内容のものです。

合否は数日から数週間で判明します。合格していれば契約書が届きますが不合格の場合その理由を聞くことができません。

合格後、すぐに仕事がくるかというとそういうことは少なく、3か月ほど空くことが多いようです。その間に自身の翻訳スキルを磨くようにしましょう。特に契約書の翻訳は専門性が高く、中国語以外の知識も必要になるので、そういった面のスキルを磨くこともこの間にやっておくと、仕事が来た時に役立ちます。

契約書の分野の翻訳ですが、例えば秘密保持契約、売買契約、技術提携契約、ライセンス契約、M&A契約、雇用契約、特許関係書類と言ったものがあります。海外企業との契約になるので、日本企業同士の契約書のようなものでは、後々にトラブルになる可能性もあります。日本ではお互いの信頼の上に契約書がありますが、海外では性悪説を基にし、あらゆるリスクを考え、その上で契約書に対処法を明記していきます。そのような違いを意識して翻訳をしなくてはいけないので、国際法標準の契約書についても知っておかないと、日本の契約書を基準にして翻訳をすると大変なことになります。

スキルを磨くこと以外にも、自身の1日のスケジュールをどうするかも把握しておきましょう。1日にどれだけ翻訳ができるのか、1日のうち集中して翻訳作業ができるのはどの時間帯なのか、こういったことも把握し、実際に仕事を受ける時に納期までの自己管理ができるようにしておくと安心です。

まとめ

中国語の翻訳家として仕事をするには翻訳会社のトライアルを受けて、登録翻訳家になることをまずは目指しましょう。登録翻訳家になれば、どこかの翻訳会社の社員としてではなく、フリーランスで翻訳の仕事をすることができます。契約書分野で活躍したい場合は、その分野を扱う翻訳会社の求人を探しましょう。

登録翻訳家になるためにはトライアル合格が必要ですが、応募の段階から審査は始まっているので気を抜いてはいけません。契約書分野は専門性が高い翻訳分野ですので、トライアルに合格後、すぐには仕事の案内がないことが多いので、その間に翻訳スキルを磨くことに努めましょう。