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中国語の翻訳会社に関するお役立ちコラム

翻訳会社に就職するために必要なスキルとは?

インターネットで海外とのやり取りが盛んに行なわれるようになった昨今では、翻訳という仕事への需要が高まってきているのです。需要が高まっていることで、語学が得意な人はそれを活かすために翻訳会社への就職を希望する人も増えています。

実は翻訳には語学の知識だけでは務まらない部分があり、高度なスキルが要求されるのです。翻訳会社に勤めるのに語学以外に必要なスキルとは一体何でしょうか?

翻訳の役割と詳細を交えながらご紹介していきます。

翻訳は高度なスキルが必要な業種

翻訳を「ただ言葉を訳せばいい」と思っている人も多いでしょう。実は翻訳という作業は、世間で思っているよりも高度なスキルが要求される仕事なのです。

外国語の理解力が高い状態であることが翻訳家の基準であり、スタートラインになります。英検準一級以上など、高度な資格試験に合格できる能力を持っていなければ翻訳という仕事は厳しいのが現状です。

ただ、資格が必ず必要というわけではなく、あくまでも能力の基準としての考えです。資格を持っているから必ず就職できるというわけではない点に注意しましょう。

外国語の理解力や会話力の他に、読解力やライティング能力も翻訳を行なう上では必要なスキルとなります。翻訳は必ず原文が存在し、それを元に翻訳して文章を制作していきます。原文を正しく理解する能力が必要不可欠であり、これは外国語をマニュアル通り学んでいるだけでは得られない能力です。

プロのように正しい文法で作られている原文ばかりではなく、中には文法に誤りがあるようなものを翻訳しなければならないこともあります。主語や目的語が抜けていて、何を指しているのか分からない場合など、前後の文脈から推測して制作することになります。その際に読解力と考察力が重要となり、これらのスキルを身に付けておかなければなりません。

また、翻訳は担当する分野によって必要となる専門的知識が異なります。その分野にだけ存在する専門用語など熟知していなければ、正しい翻訳を行なうことはできません。専門用語は一般的に使われている言葉と意味合いが異なるケースが多いため、専門知識を豊富に持って原文と接することになります。知識だけでなく、知らない単語や表現に出会った時に徹底して調べることのできる調査力も必要なのです。

翻訳と通訳の違いを知ろう

翻訳という仕事を通訳と混同している人も多く見かけます。どちらも言語を他の国の言語に表現し直すことは同じですが、その作業工程が大いに異なります。

通訳は口頭で述べられていることをその場で訳して、伝えることを目的にしており、瞬時に訳す能力が必要です。その場の状況に臨機応変に対応できる能力やその場の雰囲気を読み取れる柔軟さが求められます。

一方、翻訳は原文を元に訳文を制作していくことになり、時間をかけて訳を制作することができます。ただし、時間をかけられる分、質の高い訳が求められ、適切な文章となっているか何度も確認する必要があります。

仕事内容の詳細も異なり、担当する場所や部門も異なります。通訳は来日した外国の芸能人に付いて言葉を訳して伝えている場面をよく見かけると思います。それ以外に海外とのビジネス交渉の場面や、外国人観光客を案内する役目も担っています。国際放送を通訳し、生放送であれば同時通訳を行なうことにもなり、その場合会場に赴くことにもなります。

外の仕事が多い通訳はその方法もいくつか種類があります。同時通訳で会場に赴く場合、通訳ブースを設け、機材を使いながら通訳していきます。その場の言葉を聞き逃さない高い集中力が必要で、チームで交代しながら行なうことも多いのが特徴です。

通訳を必要とする人が少ない場合は、機材を使用せずに必要とする人のみとやり取りするウィスパリングという方法で行ないます。通訳を必要とする人の後ろで囁くように通訳していくのが特徴です。

直に相手とのやり取りを行なう通訳と異なり、翻訳が担当するのは主に書類面になります。ビジネス書や論文などを訳し、他の国で発信されたものを国内でも発信できるように手助けします。

また、外国の映画の訳も翻訳部門で担当します。字幕制作は画面を見ている人が読み取れる文字数にする必要がありますが、会話として伝わるようにもしなければなりません。

海外の小説を訳すことも翻訳の仕事であり、それぞれの小説家によって異なる表現方法を把握して訳していくことになります。会話と異なり、小説的な文章は独特な表現が多々あるため、様々な表現方法も把握できる能力が必要になります。

翻訳を行なうために必要なスキルを得よう

翻訳の仕事に就くためには多くのスキルを必要とします。担当する分野によっても必要な知識、能力が異なるため、スキルは多いに越したことはありません。

専門的な知識を得るためにはその分野を学ぶことが重要で、常日頃から情報を収集しておかなければなりません。専門用語も流行りの言葉も最新の情報を取り入れ、世界の変化にも対応しておくことが求められるのです。

また、翻訳を行なう上で重要なのは言葉に対する敏感さです。自分では合っていると思っている文章でも、相手には伝わらないことも多くあります。そういった状況にならないように翻訳した文章に対して一度疑問を持てることもスキルの一つです。この文章で適切に相手に伝わるか入念に確認する姿勢を持つことが大切です。

また、翻訳会社に就職するために必要なスキルは、実はITスキルも含まれるのです。翻訳は書類面の作業が多いですが、近年ではスマートフォンも急速に普及していることから海外へのマーケティングも盛んになっています。そのため、外国語に翻訳してSNSでの宣伝を行なったり、サイトを運営したりすることも多いため、Webの知識も必要になってきます。

日本のゲームやアプリも国を超えて人気があり、翻訳作業が必要になりますが、その際に言語入力システムを構築することになります。この作業も翻訳家が行なう場合が多いため、パソコン関連のスキルも十分に持っておくことが重要なのです。

こういった能力を身に付けるには、独学では難しい部分もあるため、専門学校や通信教育を利用してスキルを磨いていきましょう。それ以外にも、常に不特定多数に文章を発信することを意識した生活を送ってスキルを向上させましょう。

自分自身の能力や得意分野を分析することも大切です。

まとめ

翻訳会社に就職するためには、並大抵のスキルでは実現できません。様々な分野で翻訳が依頼されることがあるため、より多くの知識を得て対応していきましょう。

得意な分野を決めておき、自分の知識を活かせる場所を見つけることも大切です。常にスキルを向上させることを考え、いろいろな文章に触れることを生活の中で意識しましょう。ITなどの一見関係ないような知識やスキルも翻訳に大いに役立つので、様々な事柄に触れて自分のスキルに変えていくことが仕事に繋がっていきます。

制作した文章が人に伝わるように、多くのことを考えることも重要です。自分自身の分析も徹底して行ない、文章に対して厳しい姿勢で臨みましょう。