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中国語の翻訳会社に関するお役立ちコラム

翻訳会社を起業するには?その方法と準備するべきもの

国際化が進む日本ですが、国民の外国語への理解力はまだまだ乏しく、海外で発信を行なう場合はプロの翻訳家に依頼することになります。

近年のインターネット事情も相まって、翻訳という仕事の需要は高まっており、翻訳会社を立ち上げることを考える人も多いでしょう。企業だけでなく、個人で翻訳業を始める人も多くなり、競争は激しくなっています。

翻訳会社を起業するには、個人と企業ではどちらが需要があるのでしょうか?どのような方法で会社を設立するのが良いのか、ご紹介していきます。

起業を行なうのに必要な準備と手続き

実は、翻訳業を行なう際に特別な認可は必要ありません。一般的な開業手続きや税金に関する手続き、必要に応じた保険の手続きを行なうだけで、翻訳家を名乗ることは可能になります。必ず必要な資格もなく、能力さえあれば誰でも始めることができます。

起業するにあたって重要な準備は、翻訳分野の設定です。現在、翻訳を必要とする企業や個人は数多く、様々な分野に分かれています。専門的な分野に特化している方が、依頼もしやすく安心できるので、なるべく専門的に翻訳活動を行なうのが良いでしょう。

分野は産業翻訳と映像翻訳、出版翻訳に大きく分かれ、その中でも医療や法律、文芸などに分かれていきます。この中でも特に需要が高いのが産業翻訳と医療系になります。

また、近年ではインターネットがスマートフォンの普及でますます一般化し、海外との距離も大幅に近くなりました。そのため、ITや機械技術、アプリやスマホゲームの翻訳も需要が高まっている傾向にあります。必須の資格はなく誰でも始めることができる翻訳でも、専門分野の知識を得るためには勉強が必要不可欠になります。会社を設立するには、その分野を専門にできる能力を身に付けておくことも重要です。

また、扱う言語は多い方が良いため、様々な言語を扱えるように準備しておきましょう。世界の言語は英語が7割を占めていますが、国際化がさらに進んでいるため、他の国の言語も取り入れることが今後重要となります。特に中国は現在経済が大きく発展し、人口の多さから事業展開を視野に入れる企業も多くいます。そのため、ビジネス分野では中国語を中心に、韓国語やフランス語、ドイツ語を取り入れておくことが重要です。

日本文化に友好的な国とは繋がりが深いため、文芸分野ではさらに多くの国の言語が必要になります。様々な言語で対応できるように準備を行なっておきましょう。

大切なのはどのような営業を行なうか

翻訳会社では営業活動は経営者や営業担当が行ないます。営業で得た仕事を従業員あるいはフリーランス契約の翻訳家に渡し、制作していきます。

登録制のシステムでは従業員や契約している翻訳家の得意分野を把握して受注案件に登録していきます。経営者や営業担当は翻訳者の実力や知識量を把握して、クライアントに適切な翻訳者を紹介していくことになります。

翻訳分野も広範囲に渡って細分化されているので、細かい部門も把握して営業を行なうことが重要になります。翻訳家とクライアントの分野がしっかりと合致するように配慮することが今後の営業にも大きく関わってきます。

翻訳会社は企業であっても個人経営的な部分が強く、信頼性で仕事を獲得できることが多くあります。そのため、仕事の依頼があった場合、クライアントに敬意を表して接することが営業として大切なこととなります。一度依頼して問題がなければ、継続的に依頼を貰えるようになるので、クライアントとのやり取りには誠意を忘れないようにしましょう。

クライアントの求める翻訳を、適切な人材に任せて、納品できるようにしましょう。納期を遵守し、高品質な翻訳を提供して信頼を得ていくことが大切です。

起業するにあたって、受注形態も大切な要素の一つで、直接依頼をもらう場合と、二次請けの2種類があります。

海外とのやり取りの多いメーカーや商社などからの依頼では、翻訳内容が似通っている場合もあります。料金もお互いの相談によって決まるため、交渉を行なうことも可能なのが特徴です。

二次請けで仕事を行なう場合、継続的な仕事を受けられるので比較的安定した仕事を行なえるのが特徴です。しかし、クライアントと直接交渉を行なうことができないので、安価な案件を任せられることが多くなるのが難点です。

翻訳会社を設立して最初に受注を貰うことができるのは、前職の関係であることも多く、人脈が事業成功の鍵となります。

個人で始める翻訳事業

近年ではどこでも自由な時間に仕事ができるフリーランスの働き方が人気であり、翻訳業にも多くの翻訳家がフリーで活動しています。

信頼性で仕事を受けられるか決まる翻訳業では、個人で活動するには厳しいことが多いように思います。しかし、SNSなどの普及で個人でも宣伝できる場所が増え、近年では認知度と信頼性を高めることが可能となってきました。

また、仕事登録サイトの数もインターネットの普及によって多くなり、人手不足となっている現在では企業も多くの求人を出しています。仕事を受けたい人と、仕事をしてほしい企業をマッチングできるシステムもあり、個人でも効率良く仕事を行なうことができるようになりました。

前職での人脈がある場合は、その職場から仕事を貰うことも可能で、最初から信頼性も高いため、起業して最初に仕事を受けると翻訳業の在り方を仕事から直に学ぶことができるようになります。

翻訳業は他の仕事と違い自宅を仕事場にでき、パソコンだけで作業ができるため、個人で起業することも難しくありません。最初に必要な投資額も少なく、従業員も雇わないので、自身のみで翻訳作業を行なうのであれば、ほとんど身一つで行なうことが可能です。言語能力の他に分野ごとの専門的な知識が必要になり、常に自分のスキルを向上させることが個人でも企業でも翻訳家として大切なこととなります。

また、個人で翻訳業を行なっていくのであれば、ITスキルも持っていると効果的です。スマートフォンが世界的に普及しているため、SNSで海外の情報も容易に取得できるようになりました。それに加え、日本のアプリやゲームも人気であるため、今後さらに翻訳業の需要は高まる可能性があります。アプリの言語入力を翻訳と共に再構築できるスキルがあれば、会社として成功できるようになるはずです。

まとめ

需要の高まる翻訳業を行なう場合、個人でも企業でも人脈や宣伝が要となります。

人口の多い翻訳業だからこそ、専門的なことを扱い翻訳家として特色を持つことが仕事を効率的に受けるために必要なことになります。ある特定の分野に強くなることで信頼性も勝ち取ることが可能となるのです。

一方で、対応言語は多く持つようにしましょう。国際化する今の日本では、マーケティングも多くの国に広がりつつあります。特に人口が多く、経済も豊かになっている中国は今後も多くの企業がマーケティングを行なっていくことが予想されます。

言語の7割が英語で占められていますが、中国語やフランス語などに対応できるように準備して起業していきましょう。