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中国語の翻訳会社に関するお役立ちコラム

翻訳会社の価格相場の決まり方!業界の仕組みについて

インターネットが発展し、スマートフォンの普及によってSNSで海外の人とコミュニケーションを行なうことも多くなった現代では、外国語の翻訳は大きな役割を担う存在となっています。正確な翻訳は個人のやり取りだけでなく、海外向けに事業展開を行なう企業にとっても重要で、宣伝に必要不可欠な存在となっているのです。

重要な役目がある翻訳ですが、気になるのはその依頼料です。相場や価格の決まり方などを理解しておくことで、適切な翻訳会社に依頼することが可能となります。

翻訳会社の役目と仕組み

翻訳とは文字通り外国語を自分たちの国の言葉にすることを指します。

外国との関係が密接となった今の時代では、一般人であっても外国人との交流を行なわなければならない状況が生まれることも珍しくはなくなりました。しかし、日本人の外国語の知識は乏しく、個人で適切な翻訳を行なうことはとても難しいのが現状です。企業であっても、大きな会社でなければ海外向けの宣伝広告などを行なうことも困難であることが多いです。

重要な役目を担う翻訳は、企業には特に大きく影響するため、適切な翻訳会社に依頼するには翻訳の仕組みを頭に入れておきましょう。自社で翻訳することが難しい場合、外部に依頼して会社案内やカタログなどの翻訳を行なってもらいます。日本語をただ単純に外国語にするだけでなく、製品マニュアルや契約書といった専門的なものは適切な翻訳を行なうことが重要であり、普通の翻訳よりも高度なスキルが必要になります。

適切な翻訳を行なわなければ、海外ユーザーに誤解を招く表現として捉えられるため、実力のある翻訳会社に依頼することが求められます。

価格の決まり方について

実力のある会社に依頼するにも、安い価格で依頼できるに越したことはありません。しかし、翻訳の価格も相場が分からなければ判断も付けられないため、どのように依頼料が決まるのか把握しておくことが大切です。

翻訳にかかる料金には大きく分けて3つあり、最初に「翻訳外注費」という翻訳作業に対する依頼料がかかります。翻訳会社または翻訳者が行なう外国語への翻訳作業への報酬に加え、作業後のセルフチェックも料金に含まれることになります。翻訳はネイティブの有無によっても異なり、翻訳を行なう原文の専門性によっても変動していきます。

2つ目は「校正チェック外注費」であり、既に翻訳したものに間違いがないかチェックを行なうように依頼する時にかかる費用です。例えば、個人や自社の社員が翻訳したものが適切に翻訳されているか、外部の翻訳専門家に依頼すると、この料金がかかります。

校正チェックの中でも作業に種類があり、原文照合チェックは用途に適しているか原文と訳文の両方を見ながら専門的な知識と共にチェックしていきます。訳文チェックは訳文のみチェックして表現が適しているか判断していき、プルーフリードは誤字脱字などを確認するのみとなります。この作業の違いによっても依頼価格は大きく異なってきます。

3つ目にかかる翻訳料金は「作業外注費」です。デジタル書類の作成や用語集作成など、翻訳と同時に様々な作業を行なってもらう場合に必要になる費用となります。

どこまでの作業をどこのにどのように依頼するかによって価格の決まり方も大きく異なっていくのです。

参考にするべき相場の見方とは

翻訳の対価は基本的に交渉を行なって決まるため、相場の料金の把握は必須です。

相場の見方も困難であり、プロや会社、フリーランスによって提示している料金は様々です。いずれも基本的に1文字単位10円前後が相場ですが、最高では1文字35円以上のこともあります。3000文字の依頼を行なう場合、単価が1文字10円である場合は3万円ですが、1文字35円の場合は10万5千円となり大きく差が出ます。依頼する文字数と単価でいくらになるかしっかり計算することが重要です。

翻訳業界では紙媒体の名残から原稿用紙の枚数で価格を出しています。400文字原稿1枚に単価料金をかけることで料金を計算することが多く、これを出来高制といいます。日本語訳か外国語訳によっても文字数は異なるため、英語の場合は1枚180から200ワードが基本となっています。

中には原稿用紙の枚数や単語の数によって料金が決まる「原語カウント制」もあります。英単語の数で価格を計算する形式で、電子文書が主流となりつつある現代では、今後この形式が多くなる可能性も高いでしょう。

専門的な分野によっても相場は変わりますが、その分野で多く見られる料金で平均を出すことでその目安が分かるようになります。専門性が高いものは必然的に料金も高くなると考えて、相場を見ていくことが重要です。

適切な価格を知るために

実際に依頼を行なわなければ料金も明確には分かりませんが、翻訳料金の基準としては作業に何を求めるかがポイントです。

依頼原稿の正確性を求める場合、原文の難解さが料金にも影響すると考えましょう。コンピューター関連や医学は専門性が高く、翻訳できる人も限られるため、その分料金も高くなります。その分野に慣れていない翻訳会社に依頼を行なうと費用も時間も浪費することになるので、依頼する先にその専門知識を持っている翻訳者がいることを確認した上で価格交渉を行ないましょう。正確性や高い品質を求めている場合は、それに見合った価格と実績を把握することも大切です。

翻訳する量によっても料金は大きく変動します。量が多ければ時間もかかりますが、一度に多くの原稿を依頼するとその分単価を安くすることも可能です。同じ分野の翻訳であれば、翻訳者が依頼原稿に慣れ、作業効率が上がることが多いため、一度の依頼はメリットも上がると考えると良いでしょう。

また、時間をかければ正確な原稿制作、チェックは行なえますが、納品スピードを重視している場合ではその作業が困難になることもあります。納期が短い場合は正確性とスピードが重要ですが、そのために翻訳者の負担も大きくなります。納期が短いと徹夜作業となるケースも多いため、別費用としてかかることもあります。納期を短く設定した場合はその分料金も高くなると念頭に入れておくと良いでしょう。

納期を長く設定し、大量に依頼すると単価を安くすることができ、納期が短く依頼量も少ないと単価が高くなる点を、適切な価格で依頼するために覚えておきましょう。

まとめ

翻訳はただ日本語を外国語にするだけでなく、様々な分野の知識が必要です。依頼する場合はその分野を得意とする翻訳会社に依頼することを心掛けると費用と時間の浪費を避けることができます。

専門的に翻訳を行なってくれる会社や個人に依頼する場合でも、専門性が高いとその分料金は高くなります。また、日本語と外国語の文字数の違いにも注意して料金を見比べていくことが重要です。

適切な料金で質の良いサービスを受けるには、分野を合わせる以外に、原稿量と納期日を考えることも重要です。徹夜作業やオプションでの作業は相場料金に上乗せされるので、料金を把握していても注意しながら依頼しましょう。