> 適切な翻訳会社に外注するための選定方法
中国語の翻訳会社に関するお役立ちコラム

適切な翻訳会社に外注するための選定方法

インターネットの普及によって海外との繋がりが年々濃くなる昨今では、海外向けに事業を拡大する企業も増加傾向にあります。そんな中需要が高まっているのが翻訳業界です。

翻訳は海外に向けて発信する時や海外の商品などを取り入れる際には必要不可欠となる部分であり、適切で高品質な翻訳が求められます。そのため、翻訳会社選びは慎重に行なわなければなりませんが、どのように依頼先を決めれば良いのか悩んでいる方も多いはずです。

そこで今回は翻訳の外注先を決める時の注意点をご紹介していきます。

翻訳業界について学んでおこう

翻訳の外注先を決める前に翻訳業界の仕組みについて学んでおきましょう。翻訳業界は3つの部門に分けられ、「産業翻訳」「映像翻訳」「出版翻訳」があります。

出版翻訳は本などの出版物を外国語に翻訳することであり、海外に小説、エッセイ、漫画を販売する際に必要となる部門です。

映像翻訳は映画や映像コンテンツの字幕を制作する部門になります。映像に合わせて見る人が読むことのできる文字数と時間を考えながら翻訳することが特徴です。海外映画やドラマの吹き替え用台本を作ることも映像翻訳の担当になります。

産業翻訳はサービスの契約書や商品の製品マニュアルからWEBサイトなどの翻訳を担う部門です。翻訳会社を外注するケースで一般的に最も多いのがこの産業翻訳になります。翻訳以外にWEBサイトの構築やコンテンツの流し込みまで行なってくれる会社もあることが特徴です。

大手企業だけでなく、フリーランスといった個人事業でも翻訳を行なっていることもあり、依頼先が多種多様であることも翻訳業界の特徴です。フリーランスは翻訳家との直接的なやり取りを行なうことになりますが、翻訳会社はまず営業担当と依頼のやり取りを行ないます。大半の翻訳会社では営業担当、翻訳コーディネーター、翻訳者、校正者と分担されていることが多いです。

小さな会社では兼任していることも多いですが、必ず複数人で翻訳原稿のチェックを行なうことが基本となっています。

外注先を決めるためにチェックすること

企業に依頼する場合もフリーランスに依頼する場合でも、適切な翻訳を求めて依頼するのであればチェックする項目は多くなります。

まず、チェックするポイントは外注する先に依頼原稿に合う分野の翻訳者が存在しているかの確認です。専門的な分野であれば翻訳できる人も数が限られるので、しっかりチェックして決めていきましょう。

また、英語以外の翻訳に対応しているのかも重要です。海外へのアプローチは今や英語だけではなく、人口の多さで世界市場を占める中国語にも対応することが求められます。その他にも多くの言語に対応できることは品質の高さも表しているので、チェックしておきたいポイントとなります。

フリーランスに依頼する場合は、翻訳募集を募り、応募してきた翻訳者と直接依頼内容や金額の話を行ないます。募集を行なう際は求人文章が必要ですが、制作する文章にもコツがあるのでしっかりチェックしましょう。

また、フリーランスの場合は翻訳者以外に校正者も探す必要があります。その際のチェックポイントは実績や経験の確認です。翻訳原稿の質を向上させるには、複数人でのチェックが必要不可欠になるので、適した人材を探しましょう。

翻訳会社に依頼する際は、こういった一連の作業を一任することができるので、依頼する会社の選定を重視しましょう。その言語の国にオフィスがある会社は信頼性が高く、直にその国の言葉を理解しているため品質の高い翻訳が期待できます。

大事なのは翻訳実績

チェックするポイントで最も重視しなければならないのが翻訳実績です。

どんなに依頼したい分野に沿っていても、実績がない翻訳会社だと大切な原稿を任せることは難しいです。そのため、フリーランスでも企業でも、実績が掲載されていることが最も確認するべき部分となります。

翻訳には多くの分野が存在しているので、まず確認するべきなのが媒体での実績です。WEBサイト掲載、カタログやマニュアル、契約書、映像など、どの媒体での翻訳を行なったことがあるのかチェックしましょう。

WEBサイトへの掲載の実績しかない会社に映像の翻訳を依頼するのは、断られる可能性が高く、対応してもらえても費用も時間もかかることが多いです。カタログやマニュアル、契約書は曖昧な表現が適していないので、専門用語を的確に翻訳する必要があります。適切な翻訳者に適切な翻訳を行なってもらうには、実績と依頼したい原稿の分野と展開したい媒体を合わせることが重要なのです。

また、こういった実績を掲載しているのかも、外注する時のチェックポイントです。すぐに実績が分かるようになっている会社であれば、その分野に自信がある証拠です。大きな実績が表示されていればその会社のイメージも把握できるため、依頼も行ないやすくなります。個人の実績は募集時などのやり取りで分かることも多いですが、会社では実績を隠すことにメリットは一切ないので、優秀な翻訳を求めている時は実績をしっかりチェックしていきましょう。

また、信頼の高い翻訳会社の特徴としては依頼者の声を掲載している点もあります。良い意見ばかりではなく、厳しい意見も載せているかもチェックポイントの一つです。

翻訳以外のサービスを見て決めよう

依頼先を決めるのは翻訳の実績も大切ですが、それ以外のサービスを比べてから決めてみるのも外注先を決める方法の一つです。

近年ではSNSで海外と繋がることも多くなったため、翻訳会社もメディア運営を代行することが増えてきました。多言語運用のメディアを保有している会社であるかも依頼をするかの決め手になります。翻訳だけでなくマーケティングへの展開も考えている場合は選定する際に多言語メディア運営実績があるかチェックしてみましょう。

また、問い合わせなどの返信が早いことも重視して決めてみましょう。問い合わせの返信スピードは翻訳の対応スピードにも関わってくることが多いため、運営状況を見る方法として最適です。2日や3日以内に返信することが良いとされています。問い合わせのスピードが遅いと原稿を修正する際も遅いことが多く、修正対応の連絡もつかなくて失敗している例がいくつかあります。納期直前のトラブル回避のためにもしっかりチェックしていきましょう。

まとめ

依頼先を決める時は翻訳内容と合う分野を得意とする翻訳会社に依頼することが重要です。翻訳にもいくつか種類があるので、分野を合わせることで適切な納品を行なってもらえます。また、依頼する先を比べる時はその分野の翻訳実績が掲載されているかどうかもしっかりチェックしましょう。大事な原稿を扱うので、多くの翻訳実績のある信頼できる翻訳会社を慎重に選びましょう。

また、その会社の海外へのオフィス展開もネイティブな翻訳には必要不可欠であり、問い合わせへの返信スピードも翻訳の対応スピードに比例します。メディア運営も近年では重要視されているため、翻訳の実績以外もしっかりチェックしてから外注先を決めていきましょう。